はじめてのキラークイーン村
はじめましての方ははじめまして。そうでない方はお世話になっております。こはと申します。
HNは別にあるんですけど、さんざっぱらこはさんこはさんと呼ばれているのでもうこれでいいかなと思いつつある。
昨今のTwitter改めXくんの動向を考えると、何かしら備忘録を残しておいてほしい……というツイートを見て書かれた備忘録を見て、自分も書くかあ、などと単純な思考に至り、今キーボードを叩いております。
きちんと書けるかしらね。ひとまずやれるだけやってみましょう。
キラークイーン村とは
さて。
タイトルにございます、キラークイーン村(以下KQ村)とは何ぞやという話をしておきますと。
簡単にいいますと、人狼ゲームのシステムを使いながら、さらに参加者個人に勝利条件が割り振られ、それらを満たした上での生存を目指す形式のゲームでございます。
死亡しても達成できるタイプの勝利条件って過去にあるんでしたっけ? そこまでは詳しくないですが、そういう例外以外は、条件達成した上で生存していれば勝利となるのが面白いところ。
要は村と狼同数になった場合、通常の人狼なら村陣営は負けですが、この時点で生き残っている村陣営は勝利条件を満たしていることになるので、扱いとしては勝者になるという感じ。
とは言ったものの。正直に言いまして、私は説明が上手な方ではありませんので、詳しく知りたい方は以下のwikiや、他の方の参加レポをお読みくださいませ。
http://wolfsnest.sakura.ne.jp/KillerQueen/?%BB%B2%B2%C3%BC%D4%A5%EC%A5%DD%A1%BC%A5%C8
参加のきっかけ
で、そんなKQ村を何故私が知ったのかといいますと……。
Xで繋がってらっしゃる方なら周知の事実かと思いますが、私、一緒に住んでいる相方がおりまして。その子が元々キラークイーン村にちょくちょく参加していたんですよね。
毎度毎度、胃がいてえだの裏切られただの殺されただの言いながら、何度も参加してニッコニコで楽しんでいれば、気にもなろうというもの。
しかし私、嘘をつくのが苦手、人間同士のギスギスも苦手、そもそも他人を敵視すること自体が超苦手……という、我ながらおよそデスゲームに向いてなさそうな、わりかし平和主義者な人間です。たぶん特性は「たんじゅん」。
通常の人狼での、所謂殴り合いも不得手だったため、wikiやログはある程度読み漁ったものの、生き残る以前に戦い抜ける気がしねえ……と、長いこと尻込みしておりました。
ところで話は変わりますが、私、元々TRPG、特にクトゥルフ神話TRPG、いわゆるCoCを嗜むオタクでございまして。
他にも遊べるシステムはいくつかありますが、圧倒的にCoCの経験値が高い状態です。始めてからもう何年だ?と考えたらちょっとSAN値が減りそうになったのでその辺は止めておきましょう。
そんな私が、ある日こんな告知を見たわけですよ。
あー。
なるほどなるほど。
そういうのもありなわけですか。
気付けばwikiのページへ飛び、参加COの方法を学び、必要であろう村のシステム面のwikiのページも粗方見つけ、参加表明すべく運営アカウントへのDMページを開いておりました。
もっとも、上述の通り、KQ村にちょくちょく参加している人間が同じ屋根の下にいます。
開催期間中に家から追い出す、あるいは外へ出るというわけにもいかず。なんなら気心知れすぎて、リアルタイムで顔を合わせようものなら、葛藤やら何やらが一発でバレること請け合いです。
本来、誰が参加しているかわからないよう、参加表明したことのカミングアウトは禁止事項なのですが……悩んだ末、参加予定であることのみ本人に教えておいて、期間中のコアタイムは別室に引っ込んで顔を合わせない、途中退場してももちろん言わない、ということで対処することにしました。
念のためですが、GMさんがOKしてくださったので実行しただけで、かなり特殊なケースだと思いますので、たぶんあまり褒められたことではない……ですね……。
って言っても、未だに他にいい手段は思いついていないんですが。
閑話休題。
ともあれ、こうして初めてKQ村というものに飛び込むことが決まりました。
参考資料を読んでみたものの、それだけで戦術というものが身につくはずもなく。性分が変わるわけでもなく。
で、あれば。
言葉に詰まった結果扱いづらいと思われて排除されるのが一番やべえ! とにもかくにもキャラRPで話しやすそうな……動かしていて楽しいキャラにできそうなチップを選ぼう!
嘘をつくのが苦手なら、嘘を言わず、本当のことも言わない方向で喋れば、やれんことはないはず!
という思考で、チップはクリストファーを選択。好きなんですよ、ああいううさんくせえ男。
まあ、終始スマホから参加してたせいで結局レスポンス遅いわ、プロローグ中緊張しすぎて謎の食いしん坊キャラついたわ、おまけに自己紹介とGM陣への挨拶もすっぽ抜けてたわで早くも迷走していたんだがな!!!
ちなみに、緊張しすぎてGM陣への挨拶を忘れるのは、この次もやらかしました。なんてこったい。
ともあれ、これからKQ村参加を考えている方。
悪いことは言わない。自分が素早く文字を打ち込める端末から参加するんだ。
いざ初陣
さて、この先は私というかクリスおじさん目線の話になりますので、中立な立場で見たい方はログをどうぞ。
先述の通り、私は自他ともに嘘の下手さに定評があり、加えて緊張で余裕を失っている上、思考回路がバグっている可能性は、当時自分でも考えていました。
ですので、どんな条件を引いたとしても、とにかく盤面整理に注力することにして、極力考えなければならないことを減らすつもりで身構えていたところ。
ほ~~~~~~~ん。
こはさん知ってるよ。犯人役って、最終的に誰が残るか常に考えながら、残すつもりがない人に対してもその人が残る形での盤面も考えて、上手く立ち回らないといけないって。
できる気がしねえ………。
この時点でわりと頭を抱えていましたが、条件をよくよく見れば、すぐさま村人陣営にとって邪魔になるような、暴れまわる必要のあるものというわけではなさそう。
で、あれば、犯人役であることをオープンにして、村陣営の人たちの条件的に、邪魔になる人たちを消す無害なわんこになれば、初心者なりに悪くない動きができる……か、早々に退場することはないのでは?
って思ってたはずなんですけど、初手で一番詳しく話してたヴェラに対してさえこれなので、ほとんど話せてねえな……。
ともあれ、ある程度、自分にとって死なれなくては困る人間の条件を言いまわる作戦だったのですが……これが失策も失策。
しょっぱなから、「時」のつく呪文を使わないとクリアできないエリ嬢に条件が伝わってしまったため、確定対立があちらからは見え、私からは見えない状況に。
加えて、スマホ参加が災いして初動が遅れたため、自分が連れていける村人の枠に座らせようとしたヴェラに秒で裏切られ。
ついでに、システムについての知識不足からくるガバの連続で、ほぼ唯一味方になれるはずだったヴィー嬢への利敵ムーブをしてしまい。
これだけやらかしていながら、村の中にいる間は、結構うまいこと事が運んでいるように見えたんですよね。
最終的に勝者となった方々が結託して、犯人役をだまくらかしてたからなんですけど。怖い。
まあそんな状況で抗えるはずもなく。
最終日に吊り上げられて敗北となったのでした。むしろよく最終日まで残れたなと。
ほんと、参加してみてわかりましたけど、初めてってのもあるでしょうが、周囲から見た盤面を考えている余裕があまりにもなかった。
どういう道筋を狙えば自分が生き残れるか、その時誰を生かして連れていけるか。
この2点を考えるのが精いっぱいでしたね。
自己中っぽい思考と動きになりはしてしまうんですが、マジで他に回すだけの脳のリソースがなかった。その辺まで考えて騙す側に回れる人たちすごい。
そこんとこは、単純に私の苦手分野なのかもしれないなーと思わなくもないんですけども……。
結果を見れば、ものの見事に陥れられたので、思ってたんと違う吊り先になったときは「くそっやられた!!(AA略)」となりましたし、せめて場を乱して一人でも道連れにしてやらあ!と暴れたりもしましたが。
終わってみれば、めちゃくちゃ気持ちよく負かされたなあって気分になりましたね。
途中は終始胃痛で、過眠症にも関わらずほぼ眠れなくなったり、時々覚えきれていなかった役職だの用語だのが飛び出てきてwikiをあっちこっち探して変に疲労したりもしておりましたけどもね。
これはクセになるのもわかります。
解放感がすごいし、ゲームの特性上そうならざるを得ないのもありますが、単純なガバや知識不足は、敵対してる人含め優しく教えてくれましたし。
後からわかったことなんですけど、別分野での知り合いもほとんどいなかったんですよね、この村。ほぼはじめましてさんしかいない状況で優しくされたらそりゃひっくり返って尻尾振りますて。
そんな感じで、何故自分が負けたのか、何故今回の勝者が勝てたのかがわかりやすい村でもあったので、もう清々しい気分で勉強になるなあってできてました。
けど、まあ。
次はもうちょっと、ログ読んだりして経験値蓄積させてからがいいな……。
そう思ったこはさんは、そこから半年以上、ひたすら燻りながら他プレイヤーの話を眺めているのでありました。
反省点
- 全方位に情報をばらまきすぎたので、対立構造が周囲から見えやすかった
- スマホ参加のせいで発言が遅れ、地盤固めが間に合わなかった
- 初手に出す情報の整理ができていなかった
- 不測の事態に備えるなら、wikiのホームではなく、せめて役職リストを別窓しておくべきだった
これらの反省点と、今回の参加者さんたちの動き方から、真似できそうなものをいくつか読み返し……
それら全てを、後にKQSINで実践することになるのですが、それはまた別の話。
余談
KQCoCでの敗因の一つとして、味方に引き入れた気になっていたヴェラが、とっくにハロウィン嬢と手を組んでいたために即裏切られたというのがあったわけですが。
ゲーム終了後、参加者の中の人が公開されるわけですよ。
ハロウィン嬢、リアルの相方だったんすけど。
てめえ!!!!!!!この!!!!!!!!!
この野郎!!!!!!!!!!!!
って言いましたよね。普段通りめちゃニッコニコでした、相方。
そして相方から見ると、チップ選出の時点で私がクリスおじさんやってるのが透けていたらしい。悔しいのう。